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なぜ小学校2年生で「九九」をしつこく覚えなければならないのか

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小学校2年生の秋から冬にかけては九九の季節ですね。

暗記はできましたか?

今日は、「なぜ小学校2年生に九九を”しつこく”覚えるのか。」についてお話します。 

 


【 目次 】


大人と子供との暗記の違い

 私は大人になってから暗記に苦労しました。特に、大学のテストや資格試験などでの暗記は大変でした。専門用語のを大量に覚えなくてはならないときには、周囲にあたら散らしながら覚えていましたね。(笑)

 

少しでも楽に暗記をしたいと、マインドマップの暗記学習を受講しましたが、暗記項目を色に置き換えたり、イメージを作って頭の中に描いたりなど、手間がかかるものでした。

その講座を受講しながら、「簡単に暗記できると聞いたから来たのに・・・」と思ったものですが、手間をかけるには理由があったのです。

大人が手間のかかる方法にしないと暗記ができないのは、大人は意味を紐づけないと覚えられないからなのです。

 

一方、子どもは覚えるのがとても早いですね。ポケモンの種類などあっという間に覚えてしまいます。

英単語もそうで、幼児のクラスでは単語だけでなくフレーズもずんずん覚えてしまいます。おまけにタイミングよく会話をするものですから、

「うちの子、ひょっとしたら天才かも?」と思う方も多いでしょう。

しかし、それはちがいます。

子供は意味のないものでも覚えられるという子供の特性なのです。意味のないものを覚えるのが早いだけですから、忘れるのも早いです。

天才はなかなかいないものですね(笑)

 

なぜ小学校2年生なのか

意味のない言葉をたくさん覚えることができるのは10歳くらいまでです。それ以上になると意味を考えて覚えるようになりますから時間がかかります。

九九は、単純に覚えるもので、特に複雑な意味がありません。そういうものを覚えるのは小学校2年生くらいが一番いいのです。

 小学校1年生ではまだ数の概念を理解できていないので、九九の理屈を一緒に教えるとなると2年生がちょうどいいのですね。

 

以前、九九を覚えらなかった中学1年生に九九を覚えさせたことがありましたが、無理でした。学習障害はなく、普通のお子さんです。九九が覚えられなかったのは、親が不在で暗記確認をしてあげる人がいなかったのが原因です。

そんな普通のお子さんが、なぜ中学生にもなって九九覚えられないのでしょうか。それは、10歳以上では「考えながら暗記しようとする」からです。

たとえば、6の段ならば、「ろくいちがろく、ろくにじゅうに・・・」というように進みますが、大きくなってから九九を覚えようとすると「ろくいちがろく、ろくには・・・ろくにろくをたしてじゅうに・・・」というようになります。

これは、脳科学者の池谷祐二氏も書いておられましたね。氏も九九を覚えなかった人です。しかし、九九が覚えられなくても東京大学・大学院薬学系研究科・教授になれるのですから、九九が覚えられないだけで挫折しないでください。

といっても、ちゃんと覚えておけば「ツールとして役立つ」ので、しっかり覚えておきましょう。

なぜしつこく九九を暗記させるのか

意味のないものは、意味が無いからこそしっかり暗記していかないとすぐに忘れてしまいます。かける数が1から始まる「上り九九」と、その逆の「下り九九」、「バラバラ」に言わせるのはそのためです。

早期に楽しく覚えよう

意味が紐付けされていないものをずっと覚えさせるには、たくさんの練習が必要です。でも、苦痛ですよね。家事で忙しい夕方に九九を覚えさせていくのは親子ともに辛い。

それならば、もっと以前から楽しく簡単に覚えさせちゃいましょう!

暗記だけならば、幼稚園時代からOKです。九九の理屈はあとから理解すればいいので、覚えることは先にしてしまいましょう。

CDで覚えるのもいいですが、DVDでアニメと共に楽しんで覚えるのも効果的です。

早く覚える場合、そのときに完全に暗記しなくてもいいのです。あとから繰り返すことで徐々に暗記できるので、気が楽ですね。都道府県名や英単語などにも活用できます。

 

 

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まとめ

小学校2年生で九九を覚えるのは、意味のない事柄をすんなり覚えるのに最適な学年だからです。それを逃すと覚えられないこともあるので、要注意です。

余裕のある早期にCDやDVDで楽しく覚える手段もあります。