ロックダウン時に一番困るのは買い占めによる物不足です。
「買い占めは止めましょう」というスローガンが出ていますが、スローガンだけでは防げません。
実際に何が必要なのかを事前に文書化し、必要なものだけ購入する工夫が必要です。
これは、買い占めを防ぐためだけでなく、散財の防止になります。
地震などの災害と違い、ロックダウンの場合は電気・ガス・水道は使えます。焦らずに上手に対処したいものです。
我が家では、2週間分を見直し、不足分を買いそろえました。金額は1人当たり消耗品を含め約3,000円です。
【 目次 】
食料品は献立を立ててから購入
まず、2週間分の献立を立ててみましょう。
我が家では、いつも1週間の献立を必ず立てます。
献立をつくるのは大変と思うかもしれませんが、そのうちパターンがつかめるので大丈夫です。
例えば、月曜日は丼の日、火曜日はパスタの日、水曜日は・・・というようにすれば、あとはバリエーションを変えればいいだけなのでとても楽です。
また、米は1袋余分に買うくらい、調味料もプラス1個ほどで十分だと思います。(重量等は家族構成で判断してください)
献立はアプリ活用でらくちん!
クックパッドで検索してもいいですね。
スマホアプリもたくさん出ています。リンクを貼っておきますので、こちらからアプリを探してみてください。
ストック品は後半で活用する
実際に献立を立ててみました。
地震などの災害と違って冷凍・冷蔵庫は使えますから、うまく冷凍食品を組み合わせ、家事の手間を省くことができます。
後半は乾麺や乾物、レトルトを使ってうまく回します。
献立例は、こちらからご覧ください。2週目の献立には、備蓄用に実際に買うもの(3人前程度)を記してあります。
野菜不足には冷凍食品・宅配・産直で
献立では、野菜は冷凍品を多用していますが、らでぃっしゅぼ-や・生協などの宅配が利用できれば、その利用がベストです。
また、近所に産直があれば、野菜は1袋100円程度で買うことができます。
ローリングストックをお勧めします
ローリングストックは、「消費しながら備蓄する方法」です。
以前ご紹介した記事はこちらからご覧ください。具体的な商品も載せています。
我が家では、昨年秋の大型台風の反省から取り入れました。
もともと非常持ち出し品は管理していたのですが、災害がない時期が続いたため、食べようとしたら全部賞味期限切れだったのです。
全部買い替えなくてはならず痛い出費でした。
そこで、普段使いしながらストックしておく「ローリングストック」を始めました。そうすると、楽ですね。
2週間ストック品だけで生き延びた例
一人暮らしでバセドウ病の持病がある友人がいます。病気が重篤化して身動きが取れなくなったとき、作り置いた食品や冷凍品、乾物で2週間をしのいだとのことでした。
「そういう時は、電話してよ。助けに行くから。」と思わず言いましたが、これも、ローリングストックの実例ですね。
彼女曰く、「今、ロックダウンしても、2週間は大丈夫。」だそうです。
嗜好品も忘れずに
嗜好品は生活の潤滑油です。お菓子やコーヒー、アルコールなどもストックしておくといいと思います。
ただし、ロックダウン中はアルコールを摂りすぎとなる傾向があるとのこと、量にはご注意ください。
お菓子に関して、我が家ではあると食べ過ぎてしまうので、小豆と砂糖を買いました。小豆は、焚かないと食べられないので(笑)、気長に焚いてみたいと思います。
消耗品こそ必要量をリスト化する
トイレットペーパーの爆買いは記憶に新しいところですが、冷静に計算してみるとバカらしさがわかります。
買い占めても「お宅では、そんなに"うんこ"しますか?」ですよね。(笑)
すべて適量があります。
一日中家にいるとしても3~4人家族2週間で1パック程度でしょう。
必需品をみんなで挙げてみる
必需品は、家族みんなでバラバラに挙げて突き合わせてみると、抜けが少ないようです。
歯磨き粉、洗剤、ティッシュペーパー、トイレットペーパー、キッチンペーパー、ラップ、ゴミ袋、せっけん、シャンプーリンス類。
そのほか、化粧水や生理用品、綿棒など・・・どれも1つや1パックずつ買い足しておけば済みます。
ストック場所を決めておく
普段しまう場所でもいいでしょうし、ストックする場所を決めておいてもいいと思います。大切なのは、「どこにしまったかわからない」状態にしないことです。
薬品も忘れずに
持病がある方は、ロックダウン前に余裕をもって診察してもらうことをお勧めします。また、薬も多めに出してもらうといいでしょう。
家庭常備薬は救急箱内のチェック程度で済むと思います。
救急箱セットがない方や、どれをそろえていいかわからない方は、こちらからそろえてみてもいいでしょう。けがの応急セットです。これに鼻炎や腹痛の薬を買い足していきます。
まとめ
感染を防ぐためのロックダウン中に、買い物に出かけることはリスクを伴います。
特に、みんながパニックで買い物に行けば、そこで集団感染する可能性は強い。
リスクをできるだけ軽減するように、上手にプランを立ててみてください。