6月から休校が解除され、学校が本格的に再開されます。弊社もそれに倣ってオンラインからオフライン授業に切り替えます。大切なお子さまたちをコロナウイルスに感染させないため、室内空間・備品・手指・ソーシャルディスタンス・検温などの措置を講じました。
大変でした。愚痴も少々・・・
【 目次 】
コロナウィルスは空気感染と飛沫感染もあり、活性時間(他人を感染させることができる時間)が長いのが特徴です。
「しぶといウイルス」なのです。
このしぶとさに打ち勝つため、室内対策としては、空間と機器の両方を消毒します。
手指の対策は当然で、アルコールまたは、微酸性次亜塩素水を使う予定です。
アルコールは出回ってきましたが、まだまだが入手しにくいため、当面は微酸性次亜塩素酸水を使う予定です。分解の速さや貯蔵を考えると、微酸性次亜塩素酸水製造機を買った方がいいですね。
役に立たない布マスクよりも、こういうものこそ補助金を出してもらいたいと思います。・・・愚痴です・・・・・
それにしてもアベノマスク、まだ届きません。みなさんのところには届きましたか?
消毒だけでなく、ソーシャルディスタンスや体調管理、発話を少なくする授業スタイルなどを採用しています。
飛沫感染を防ぐ意味でフェイスシールドがあります。しかし、これは子どもたちには苦痛で続けられないと思います。画面がゆがむため見えづらくなり、転んだりぶつかったりで怪我の懸念もあります。続けられないものは採用しませんでした。
メーカーの品質管理部門に在職したこともあるため、そのときに得た知識も役に立ちました。
1.室内と備品の消毒
① ウイルスが付着しにくい環境をつくる
消毒の前に、室内の不要物を取り払うことをしました。
コロナウイルスは物に付着しても数時間活性を示します。
その対策として、不要な物は処分してして付着自体を防ぐことと、子どもたちが触れる物を少なくすることを心がけました。
シンプルな環境にしたのです。
② 空間の消毒対策
空気中の感染を防ぐための措置です。空気中のウイルスや細菌類を消毒します。
終業後と始業前に微酸性次亜塩素酸水の加湿または噴霧をします。
ただし、始業前は体質が合わないお子さんがいることを想定し、直前ではなく時間を置きます。
子どもたちの滞在時間中はナノイー作用によるウイルス抑制効果のある空気清浄機を稼働させます。
地域の感染状況が高くなった場合は、滞在時間中にも微酸性次亜塩素酸水での加湿をします。
微酸性次亜塩素酸水の安定した供給を考えると、このように定期購買した方がいいかもしれません。また、このように最初から希釈しておいてくれると助かります。
月々3,900円で、今なら先着3,000名様に、専用加湿器がついてくるそうです。
※下記リンクからご覧ください。
同様に終業後などの非滞在時間帯にオゾン殺菌をすることも考えていますが、オゾン自体が人体や植物や精密機器に与える影響を考慮し、慎重に対処したいと思います。
※オゾンについての資料は下記リンクからご覧ください。(リンク埋め込みができず、リンクがとても長くなっています)
奈良県立医科大学(微生物感染症学 矢野寿一教授、感染症センター 笠原敬センター長)とMBTコンソーシアム(感染症部会会員企業:クオール株式会社、三友商事株式会社、株式会社タムラテコ)の研究グループの発表です。
でも、オゾン6ppmで約1時間ってめちゃくちゃ強すぎませんか?
有人では絶対できませんし、そのあとも時間をおかないと厳しいですよね。
③ 備品や特定の室内の消毒
実際に触れる物への対策です。
机や椅子、ドアノブなどはアルコールまたは、微酸性次亜塩素酸水でふき取ります。
※次亜塩素酸水についてはこちらをからぞうぞ。
特に、机やいすは子どもたちの移動があるときには消毒を実施します。例えば、A君の使っていた机や椅子をB君が使うという場合です。
作業工程が増えると思われるので、というか、完全に増えますよね。混乱しないようにフローチャートやイラストを用意した方がいいかもしれません。・・・・また仕事が増える・・・愚痴です・・・
また、トイレは糞便からの汚染が懸念されるところなので、清掃後に消毒します。
このように書いてみると、ノロウイルス対策とインフルエンザ対策の二本立てですね。
④ 水気を嫌う精密機器の消毒
タブレットやPCのキーボードなど、人がさわる部分でアルコールなどの水を含むもので消毒できないものは、紫外線殺菌を行います。
2.手や指の消毒
入室後はまず石鹸で手を洗ってもらい、ペーパータオルで手を拭いた後、アルコールまたは、微酸性次亜塩素酸水で消毒します。
この動線中には他の物をさわらせないように注意します。
3.ソーシャルディスタンス
もともと長さ1.8mの机を使っており、間隔は十分に取れていました。
各机1人ずつで、十分に1メートル以上の間隔を空けることができています。
しかし、今まで2人で使っていたものを1人でということは、お客様半分、売り上げ半減ということ!飲食店なども同じですよね。販売人数で売り上げが決まり、利益率も人件費率も決まってくる。とすると、事業モデル自体を刷新しないとかなり厳しい。頭が痛い・・・愚痴です・・・
4.検温
入室時に非接触型体温計で検温し、発熱していた場合は帰宅させます。帰宅の場合は保護者のお迎えが必要です。
発熱を判断するため、事前に平熱の体温をお知らせいただきます。
体温管理は学習進度表に書き込む形をとります。
5.会話による飛沫感染への対策
マスクの着用をお願いします。ご家庭から着用してきてもらいます。
マスクは多少ストックがありますが、全員に毎日は無理ですのでご協力をお願いします。アベノマスクはまだか・・・・愚痴です・・・
会話による感染を防ぐため、授業は反転授業形式で行います。事前にオンラインで予習をしてくることにより、会話を抑えることが可能です。LMSで学習の内容と進度を管理します。
6.オンライン学習への切り替え
学校休校や緊急事態宣言の場合は、即座にオンライン教育に切り替えることが可能です。
弊社では3月から5月までの3か月間をオンライン教育で行い、オンラインでのテストにより効果を得てきました。
テスト分析や、オンラインの反省点を踏まえて、さらに効果がある授業を作り出していくことも可能です。
まとめ
子どもは同士だけでなく、子どもを介してご家族に感染させないよう、十分に注意をして臨みます。コロナ終息を願っています。