コロナで緊急事態宣言が出されました。
宣言が検討されているときに、サポートしているシングルマザーさんにはお金を送ることを伝えました。
オムツやミルクなども定期的に送っていますが、このような非常時にいちばん助かるのはお金です。
自分の好きなように自分の欲しいものが買えるからです。
つまり、電気と同じでいろいろなものに形を変えることができる。
災害時に物を送ることはよく聞くでしょう。
被災したばかりのときは物は重要ですが、ある程度時間が過ぎた後はお金の方が必要なものをそろえやすいのです。
物は分別して相手に送り届けなくてはならず、人手と手間がかかります。
また、時期ごとに必要とされるものに変化があるため、被災者の要求とマッチしないことが多いですよね。
ですから、物よりも自分たちが何でも買えるお金を送ったほうがいいと判断しました。
以前被災された方から聞いたのですが、いろいろな物を送ってもらっても、その時によって必要なものが変わってくる。
被災した直後と、2、 3日経ってからでは欲しいものが全く違う。ある程度生活の目途がたってからはお金がいちばんありがたかったとのこと。
反対に、いちばん頭に来たのは「祈ります」だったそうです。
祈ってくれても何もならない。
まるで「啓発だけ」の活動みたいですね。
また、安否を問うメッセンジャーなどが一斉に送られてきたのも、スマホの貴重な電気を消耗してしまいうため迷惑だったそうです。
衝動に突き動かされていくよりも、冷静に相手の状況考えて対処してほしかったとおっしゃっていました。
自己満足に終わらないよう、相手が望むものを聞いて援助したいものです。
そして、お金は何にでも形を変えてくれるありがたい物。
いちばん役に立つのではと思います。