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厚生労働省の4/30データが証明 児童養護施設出身の苦境 

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昨日、厚生労働省が社会的養護経験者(ケアリーバー)の調査結果を発表しました。

・・・20年度の日本全体の大学・短大などの高等教育進学率は8割以上なのに児童養護施設出身者は4年制大学2%、短大・専門学校は10・6%にすぎません。・・・

これってとても不公平だと思いませんか?

 

家庭虐待の子どもでも、親の外面がいい場合は大学や大学院まで進学させている事例があります。

教育虐待をする親も、大学や大学院などの進学には熱心です。

そりゃそうでしょう。

子どもの進学のために教育虐待をするわけですからね。

 

我が子たちの幼稚園は公立だったので、児童養護施設の子どもたちも受け入れていました。

その中には学力能力が高い子もいました。

そういう子供でも、「後ろ盾がない」ということで、進学のチャンスを逃しているのです。

今回の資料から、家庭で育った子供は大学や大学院に進学できても、児童養護施設出身の子どもたちには夢の夢ということがわかります。

 

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今の日本では、親や親戚の後ろ盾がないと人生がうまく回らなくなります。

これは、進学だけでなく、部屋を借りるときも同じです。

就職には住所が必要。

そして、住居を借りるのには保証人が必要。

保証人がいない場合は、保証人なしで借りられるところを探さなくてはなりません。

そういう物件は家賃が高く、契約期間内に解約すると多額の違約金が発生します。

実際に、今サポートしているシングルマザーさんで私も経験しています。

保証人を立てて安い物件に引っ越そうと思っても、旧物件の高い違約金と新たな物件の敷金・礼金が同時にかかります。

その額は最低20万円以上!! 「最低で」ですよ。

今回、シングルマザーさんのために試算してみたら、必要な金額は37万円でした。

これに初回の家賃を加えると、40万円超えますね。

もちろん、引っ越しの費用がかかります。

 

毎日1円でも安くを心がけ、月にせいぜい千円単位の節約しかできない人が、これだけの金額を出せるでしょうか?

無理ですよね。

おかしなことですが、これが現実です。

児童養護施設出身の子たちをサポートしようとすると、必ず立ちはだかる壁です。

それに比べて、親や兄弟姉妹が保証人となれる人が、どんなに恵まれていることか!!!

「保証人」という障壁です。

 

news.yahoo.co.jp

※上の記事より引用

退所直後の進路は、就職・就労が53・5%だったのに対し、進学・通学は36・3%だった。調査時点の状況は「働いている」が71%、「学校に通っている」が23%だった。「働いている」人のうち、正社員は51・8%。学校に通っている人以外に最終学歴を聞いた結果、約8割が中学・高校(全日制と定時制通信制)卒業で、4年制大学2%、短大・専門学校は10・6%にとどまった。文部科学省によると、20年度の大学・短大などの高等教育進学率は8割以上で、社会的養護出身者の進学率が際だって低いことが分かる。

 

www.asahi.com

 

データが出たことで、推測でなく彼らの苦境がはっきりしました。

国として、しっかりとした対応策をお願いします。