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毒親は捨ててもOK! 許さなくてもOK! 【クローズアップ現代+】

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※番組詳細は下のリンクをクリックしてご覧ください。

 

www.nhk.or.jp

 

番組制作時にとても勇気が必要だったでしょうね。

儒教の影響が強いわが国で、

「親に虐待されたので、将来親の面倒はみません」とは、なかなか言い出しにくい。

 

もし言ったとしたら

「親に対しての敬意がない」だことの、

「あなたを生んでくれた親なのに」などと、説教をされますね。

「親を許せない」に対しても同様です。

そこに風穴を開けたいい番組です。

 

今回の番組に対して

「親を許すべきだ。」という意見がtwitterで流れたようですが、極めて少人数でした。

 

私が今応援しているシングルマザーさんも、親により自分の人生を狂わされた1人です。

彼女は裁判をして親から離れました。

とてもひどい被害を受けたからです。

 

今回、「親を許すべき」という人は、たとえ虐待に遭っても軽い被害しかなかったのではないでしょうか。

要するに、許せるくらいの苦労しかしていない人が、もっと被害がひどい人に自分の主張を押し付けている。

被害がとてもひどい人は、その意見に傷つきますし、メンタルをやられて鬱で一週間ほど寝込むでしょうね。

被害がひどい人への加害です。

 

たとえば親による性被害。

男性器や性行為を見せられたでとどまる場合と、性行為を継続されて堕胎まで経験するようなものでは、被害児の受ける被害が違います。

当然、その後の人生の狂い方も違う。

前者が後者に向かって

「親を許しなさい」というのは、明らかな暴力です。

 

本当に苦労していたら、許せないでしょう。

聖人君子じゃないんだから。

それても許せる人は、釈迦かキリストのように悟った人です。

親だから何をしても許されるわけではありません。

親子間でも犯罪行為は許されないのです。

 

それに、番組では

「親を許すな」とは言っていないですね。

「許さないという選択もありますよ。」

「許さなくてもいいのですよ。」にとどめています。

 歪曲して断定するのは、情報処理能力のないことの証左。

国語力の欠如でもあります。

 

それでもわからないというのならば、行為や行為者を変えて考えてみたらいかがでしょうか。

いじめで考えてみると、「許す」という考えは吹っ飛びます。

  

例をあげましょう。

あなたは小学校時代からひどいいじめに遭っています。

自殺も考えるほどで、当然、学校には登校できていません。

そのせいで、学力だけでなく社会性も身についていない。

それどころか、怖くて外にも出ることができない。

働くことも、遊ぶことも、他人と語らうこともできない。

友達もいない。

自分の人生がどうなるか不安でしょうがない。

あなただけでなく、あなたの家族全員が不安にさいなまれている。

 

ある日、いじめっ子から「ごめん」のLINEが来ました。

あなたは、いじめっ子を許せますか?

また仲良く友達になれますか?

謝られて嬉しいですか?

あなたが学校に行けなかったことの代償も、全部チャラにできますか?

自分だけでなく、家族も不安のどん底に陥れたいじめっ子をあたたかく迎え入れることができますか?

 

無理でしょうね。

それができる人は、苦労が中途半端だったか、釈迦やキリストのように悟った人です。

 

特に親子でそれが起こった場合、被害者である子どもの方がとらわれて逃げることが難しい。

日本には麗しい「母性神話」もあります。

儒教の影響が強いので、「親を大事にする」という無言のプレッシャーもある。

そんな中で、「親から逃げる」、「親を捨てる」のはとてもハードルが高い。

 

例えば犯罪の被害者。

加害者を許せますか?

 

いわんや、自分のしたことは棚に上げて謝罪もせず、

自分が老いたら

「子どもなんだから親の世話して当然」なんて人を許せますか?

 

許せないのは当然の心情。

その気持ちにとらわれたくなければ、対象を捨ててしまう。

そして、自分が幸せになる道を探した方が絶対いい。

 

自分に無理をして許したとしても、

それが心には滓のようにたまって、矛先が他の弱い者に行く。

そんな連鎖を防ぐために、「親を捨てる」「親を許さない」という選択も正しいと思います。

 親を捨てられずにその怨嗟を周囲の他人に向け、いろいろなところでトラブルを頻発して迷惑をかけ続けるより、よほど建設的です。