すくサポキッズ

指導歴25年以上のプロが、効果がある学習教材やサポートグッズ、育児情報、親子の余裕のある暮らし方について発信しています。

【田中康雄著】「発達障害」だけで子どもを見ないで その子の「不可解」を理解する

\読者登録していただけると嬉しいです/

こういう仕事をしていると、休日でも保護者からメールをいただくことがあります。 

昨日も、お子さまの様子についてのご相談があり、こちらも急いで調べて返信しました。

これは、医学と教育が別個で独立していることによる食い違いや、気軽に相談できる専門機関がないことから起こります。

保護者が苦境に陥る一因になっています。

 

昨年校内暴力にあったお子さんも、少しずつですが、ようやく学校に足が向くようになりました。

保護者と綿密に連絡を取りつつ、オンライン授業に切り替えたり、リラックスして安定させるためのアロマなどを紹介したりしてきました。

トラウマに治療を受けても、ここまで来るには半年かかっています。

 

こういう「子どもの困った状態」の相談に乗ってくれるのが児童精神科医です。

児童精神科医は、「精神科の子ども版」ではありません。

 

下記に、コトバンクの児童精神科医より引用します。

児童精神科医とは - コトバンク

小児・児童期におきる精神障害・行動障害の診断・治療を専門とする精神科医。専門学会である一般社団法人日本児童青年精神医学会(前身は1960年に設立された日本児童精神医学会)は、「多彩な問題行動や精神身体症状を検討し、発達レベル、気質、家庭、学校などでの行動を総合的に評価し、発達的視点を重視した診断・治療・予防をしながら、子どもの精神的健康の達成を図る(概略)」役割があるとしている。

 

「小児・児童期における精神障害や行動障害について、発達的視点を重視した診断・治療・予防をしながら、子どもの精神的健康の達成を図る」のです。

 

子どもの発達障碍についても治療の対象としているところもあります。

 

本日お勧めの本は、児童精神科医の著書です。

仕事柄、何人もの児童精神科医の著書を参考にしています。

発達障碍の本ですが、軽微なものも含めると多くのお子さんに当てはまるのではと思います。

「うちの子、大丈夫かしら??」と、悶々と悩む前に、

「こんな接し方がある。」や

「子どもはこう考えているのか。」と、知っておくことが大きな力となります。

悩みがある場合、それが発達障碍と診断されなくても事前に読んで子どもの心を理解しておくことが大切ではないでしょうか。

 

「発達障害」だけで子どもを見ないで その子の「不可解」を理解する (SB新書)

 

以下、Amazon商品ページより引用

自閉スペクトラム症ADHD…… 診断名よりも大切なこと 診断名はあくまでもその子の一部にしか過ぎません。

自閉スペクトラム症のAくん」「注意欠如・多動症(ADHD)のBちゃん」といった視点よりも、大切なのは、その子の目線にまで達して、気持ちを想像してみること。

本書では、「発達障害」と診断される可能性のある子どもたち12のストーリーを例に、その子の気持ちを想像し、困っていることを探り、「仮の理解」を行う過程を解説。

わが子の「不可解」な行動に、悩める親や支援者を応援する一冊です。

 

【「はじめに」より】

この本は、わが子の育ちを心配する保護者の方々に手に取ってもらえたら、読んでいただけたら、という思いで作りました。

すでに、発達障害について解説する本は、たくさん書店に並んでいます。

飽和状態に近いと思っています。

その中で本書は、もしかしたら、わが子には「発達障害」という診断が付くのではないだろうか、あるいは周囲からの指摘に、思い悩み、漠然とした「不安」を抱えた保護者の方々に読んでいただけら、という思いで作りました。

 

診察室では、時間もいただけますし、出会いを重ねることもできます。そして実際の診察室での話は、これ以上に生活状況は錯綜し、複雑になっているものです。

なかなかきれいには収束しません。

でも、だからこそ、僕たちは日々の臨床で試行錯誤し続けます。

 

●第1部 子どもの心と行動を理解したい!

ストーリー1 かんしゃくが激しい、ひろゆきくん(1歳8か月)

ストーリー2 寝ない、食べない、けんたくん(2歳1か月)

ストーリー3 言葉がなかなか出ない、たかしくん(3歳0か月)

ストーリー4 頑固な、ゆかりちゃん(3歳4か月)

ストーリー5 クラスにいられない、かなちゃん(3歳10か月・年少児)

ストーリー6 友達に手が出てしまう、さとしくん(4歳6か月・年中児)

ストーリー7 生活習慣がなかなか身につかない、みきちゃん(5歳2か月・年長児)

ストーリー8 就学先に迷う、かいとくん(6歳半・年長児)

ストーリー9 授業中座っていられない、たいきくん(7歳・小学1年生)

ストーリー10 計算が極端に苦手な、みのるくん(9歳・小学3年生)

ストーリー11 不登校気味の、ゆうきくん(11歳・小学5年生)

ストーリー12 人間関係がうまくいかない、ゆいちゃん(12歳・小学6年生)

 

●第2部 医療の役割――「診断名」を超えてその子に近づく

1子どもの発達の診立て

2家族の診立て

3これまでの整理とこれからの見通し