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それは「甘え」なんだよね

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自分のミスで相手に損害を与えてしまった場合、浅い付き合いの人とは意外と修復が可能なものです。
しかし、親密な場合は違います。
特に、自分より下の人、たとえば後輩や年齢やキャリアが下の人に対しては、うまくいかないことがあります。
それは、許してくれるよね・・・とう甘い考えがあるからです。
親密な関係ほど強いようですね。

 

 

 

甘えはなぜ起こる?

 

「今まであいつにこれだけしてやったのに、たかが1つの失敗でこの態度はなんだよ。」

ちょっと待って!
それは、あなたの失敗でしょ。
そもそも、失敗から目を背けていませんか?

 

「今まであいつにこれだけしてやったのに」は過去の話、失敗は今。

未熟な者同士があらそうと、過去からなじりあうことがよくありますが、それですね。

今起こっている失敗に過去は関わりない。


そして、この2つのあいだで関連性はありません。

発言者の会話だけを聞いていると、現在と過去の関係があるようですね。

しかし、因果関係がありそうに聞こえるけれど、実はないのです。

 

反対に、過去の話を持ち出すことによって、失敗という現在のできごとに目を向けていない。
つまり、現在から逃げているわけです。

 

返報性の罠

 

全世界で累計200万部以上の大ベストセラー、ロバート・B・チャルディーニ著「影響力の武器」という本があります。

これは、マーケティングで必要な考えをまとめたもので、相手に影響を与える武器として、次の6つが説明されています。

 

 


影響力の武器①:返報性
影響力の武器②:コミットメントと一貫性
影響力の武器③:社会的証明
影響力の武器④:好意
影響力の武器⑤:権威
影響力の武器⑥:希少性

 

この中に①返報性があります。

返報性とは、ざっくりいうと、「施されたら施し返す、相手に恩返しする」ですね。
相手に何かをしてもらったら、お礼に何かをしなければならないと無意識に考える癖を利用することです。

 

マーケティングでよく使われる考え方で、無料の試供品やメルマガはそんな心理を使います。
「無料でもらっちゃったんだから、何か買ってあげないと」という、アレです。

 

日本人は特にその傾向が強いのではないでしょうか。

もらったら、必ずお礼で何かあげますよね。

 

影響力の武器の中の返報性は、主に消費者から見た考え方ですが、これを販売者からみると
「もらったんだから、買ってよね。」になるわけです。

 

そして、今回の失敗者側から返報性を都合よく解釈すると
「今まで君にはさんざん世話を焼いてあげたでしょ。だから、今回の失敗くらいは当然見逃してくれてくれていいんじゃない?」
になります。


これこそ「返報性の罠」です。

 

許す・許さないを決めるのは「された側」

 

そもそも、失敗を許すかどうかを決めるのは「被害者側」、相手の物差しです。

失敗をした側、被害を与えた側がどうこう言うものではないですよね。

 

相手の感情を推測して決めつけること自体がおかしいですし、それを考えること自体が時間の無駄!

そんな暇があれば、第一に相手に謝罪し、そのあと失敗の被害を最小限に食い止められるかを考え、行動に移したほうが良い。
できる人ほど感情に執着しません。
執着しないからこそ行動が速いのでしょう。

感情にとらわれるほど、失敗にはまります。

 

DVや虐待も同じこと


経験者ならおわかりでしょうが、実は、DVや虐待の多くもその罠にはまっているような気がしてなりません。


被害者に
「なぜそのときに逃げなかったのか」と問うと、


「優しいときもあったから」
「暴力のあとに謝られるから」

という返事が返ってくることが多いのです。

 

まだらDV、まだら虐待ですね。

これが、暴力や暴言だけならば、逃げ出す人が大部分でしょう。

また、「母親には母性による無償の愛がある」という迷信も、子供が逃げる機会を壊しています。

まだらな優しさや迷信にだまされて、被害がどんどん大きくなってしまう。

 

でも、考えてみてください。

 

あなたが本当に大切ならば、暴力をふるいますか?
暴言で追い詰めますか?

 

しませんよね。

 

つまり、あなたのことを舐めてかかっているから、あとから謝れば許してくれると暴言・暴力ができるんです。
あなたのことを本当に大切に思っていたら、心身ともに暴力は振るわないはず。


暴力があるということは、あなたのことを大切に思っていないから。
負の事象を隠ぺいするために、まだらに優しくしているにすぎないのです。


ボクシングのサンドバッグでも、殴られているだけではないですよね。
長持ちするように手入れする。
あなたは、その手入れを優しさと勘違いしているにすぎません。

甘えた野郎は いらない


私にとって、自分の失敗を自分の責任として認めないことや、過去のせいにすることは「甘え」にしか感じられません。


今を真剣に生きているならば、今の状態を少しでも良くしようとするはずです。

過去によくしてあげたならば、現在も未来もベストを尽くしてあげたいと思しませんか?

 

少なくとも、私の周囲には「甘えた人」は不必要。
そんな雰囲気を醸し出していると、「甘えた人」や「小ずるい人」は寄ってこないので不思議です。
怖いのかな?

 

最後に、相手になめられている方に一言

「甘えた人を許さない」と決めてかかってみてください。

きっと、状況が好転していくでしょう。